(複合容器 (Composite Packaging) とは何ですか? 何故、包装基準の単一容器の方に書かれているのですか?)

Q.
複合容器 (Composite Packaging) について説明して下さい。複合容器には「内容器」(inner receptacle) と言うものがありながら、何故包装基準の中で組み合わせ容器でなく、単一容器の方に記載されているのですか? (2010.10.29)
A.
複合容器(Composite Packaging) は容器で外装容器 (outer packaging) と内容器 (inner receptacle) で構成されていて、内容器と外装容器で一つの複合容器を形作ります。ひとたび組み立てられると、その後は、一つの複合容器として、充填され、蔵置され、運送され、使用されます。内容器と外装容器が一体となっている為、本規則では単一容器とみなされます。内容器は外装容器に対して独立していません。組み合わせ容器の内装容器と異なり、外装容器と表裏一体の内張りの如き構造になっているので「内容器」と呼ばれています。

国連の規格コードは国連のマークから始まり、その後ろが、例えば6HA1/Y1.4/150/11/NL/VL824となっています。 数字の 6 は複合容器 (Composite Packaging) を現します; H は内容器の材質でプラスティック製を現します; Aは外装容器の材質で鋼鉄; 1は外装容器がドラム形状である事を現します; Y1.4は対応するPGと比重を現します; 150はkPa表示の試験圧力; 11は製造年で2011年; NLは製造国をVRIコードで表示; そしてVL824はメーカーに与えられたコードです。 Table 5.0.C.; 5.0.2.12.1 Note; 6.0.3.2; 6.2.17; およびAppendix Aを参照して下さい。

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