(微量の放射性物質の容器“L”型について)

Q.
どうして、日本だけで、微量の放射性物質の容器を“L”型と呼ぶのですか? (2004.1.11)
A.
放射性物質の容器は、国際原子力機関 (IAEA - International Atomic Energy Agency) で収納する放射性物質の放射能の度合いにより、“Excepted Package(適用除外輸送物)”、“Type A”、“Type B”、“Type C”と定められています。わが国では、“Type A”は“A型”、“Type B”は“B型”、“Type C”は“C型”と呼称することに決めたのですが、“Excepted Package(適用除外輸送物)”については、略語化が難しかったので、微量の放射能を収納する容器であることから、放射能が低い(Low)の頭文字をとり、“L”型と呼ぶようにしたのです。“L”型は、わが国だけのネーミングで、世界には通じません。世界では、“微量”放射性物質という名称も使わず、“Excepted Package(適用除外輸送物)”と呼ばれています。DGR 10.5.9を参照して下さい。

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