(微量危険物と少量危険物の外装容器について)

Q.
微量危険物 (DGR 2.7 Dangerous Goods in Excepted Quantities)と少量危険物 (DGR 2.8 Dangerous Goods in Limited Quantities)を1つの外装容器に入れてもよろしいでしょうか? (2004.3.6)
A.
DGR 2.7の規定による「免除された量の危険物」とDGR 2.8の「制限された量の危険物」を1つの外装容器に入れてはいけません。DGR 2.7.8.11に「免除された量の危険物を収納している容器に、危険物申告書を必要とする他の危険物を収納してはならない」と規定されています。「All packed in one …..」(1つの外装容器に異なった危険物を収納する)のルールは、微量は微量同士、少量危険物は少量危険物同士、旅客機利用の危険物は旅客機利用の危険物同士、CAO危険物はCAO危険物同士しか1つの外装容器に収納する事は許されません。All packed in one のルールを適用するには、最低限三つの関門があります。第一に化学反応を起こすものを一緒にしてはならない(DGR Table 9.3.A)、第二にQ計算をして1.0を超えない、第三に「共通して認められている外装容器」が使用されていることです。同一の外装容器分類(微量、少量、旅客機、CAO)でないかぎり共通した外装容器はありません。

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