(UN3082 Environmentally hazardous substance, solid, n.o.s. ★ (環境汚染物) に付随する技術名の選択)

Q.
UN 3082 Environmentally hazardous substance, solid, n.o.s. には★印が付いています。DGR 4.1.2.1 (d) には★印の代わりに、( ) の中にその危険性の主たる要因となる成分の技術名もしくは化学名を記載して申告をしなければならないとあります。商業名は不可となっています。また、UN3082 に付随する 特別規定 SP A215 には UN3082 と UN3077 に追加する技術名は DGR 4.2 の危険物リストの “B” 欄に太字で掲載されている名称で n.o.s. もしくは★印の付いていない品名を使用しても差し支えないと動詞に “may” を用いて選択肢が与えられています。また、物質や混合物を的確に表す品名でなければならないとして (Paint), (Perfumery products) が挙げられています。問題の環境汚染物は Sealant (密封剤) で、その化学成分は2行にわたる長文の名前で、紙媒体を使用しないシステム化をしているのでとても2行にわたる長文の品名をおさめることは出来ません。そこで使用目的が Sealant (密封剤) とハッキリしているので、Sealant をカッコ内に技術名として代用してもよろしいか、ご教授頂ければ幸いです。 (2022.12.31)
A.
先ずは2行にわたる長文の化学名のうち、当該 環境汚染物 の 主たる危険性の要因になっている主な化学成分を特定してください。その主たる危険性の要因の成分が、例えば “Bisphenol” であれば、それをカッコ内に化学名として申告してください。システム上 字数が多すぎる場合は、使用目的の “Sealant” を技術名として申告してください。選択肢はあります。

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