(危険物容器の荷重試験についての質問です。)

Q.
危険物規則書 6.3.6.2 に記載されている積み重ね方式についてお伺いします。私共の商材は液体ではないので、液体に関する記載を除くと、試験要件としては以下の 2 点になると思います。
(1) 輸送の間、その容器の上に積み重ねられる可能性のある同一の包装物の合計重量と同等の荷重を試験容器の上面に加える、
(2) 試験容器を含む積み重ねの高さは最低 3mで、24時間試験すること。
この内容について、例えば危険物の包装物が小型のカートンの場合、3m 積み重ねることが難しい場合があるので、対象のカートンひとつに対して、その上面に 3m 積み上げた分の重量を単純に加えると言う試験方法でも問題はないでしょうか? (必ずしも実際に危険物梱包物を 3m 積み重ねる必要はないと言う理解でよろしいのでは。)
よろしくご教授ください (2022.8.31)
A.
国際路線に就航している貨物専用機の上部貨物室の室内高は 3 メートルあります。搭載効率上、貨物室の容積を最大限に活用しますので、3 メートルの高さまで積んでの荷重試験は必須 (must) です。必ず 3 メートルの高さまで荷重試験を実施してください。搭載の補助パレット、コンテナを使用して、3 メートルまで積み上げることは日常茶飯事です。

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