(UN 1862 Ethyl Crotonate に関する質問です。)

Q.
UN 1862 Ethyl Crotonate に関する質問です。製造元でクロトン酸エチルの引火点を測定したところ 38.5℃ であったとのことです。この場合、Class 3 Packing Group は III が該当するように思いますが、UN 1862 の Packing Group は II しか見受けられません。UN 1862 Ethyl Crotonate Class 3 Packing Group III とすることは可能でしようか? 不可の場合は、どのように表示すべきでしようか? ご教授ください。 (2020.6.30)
A.
UN 1862 Ethyl Crotonate は通常 Class 3 PG II と規定されています。何らかの化学的処理で、引火点が38.5℃ に落ちてしまった場合、UN 1862 としての出荷は出来ません。この物質は UN 1993 Flammable liquid, n.o.s. (Ethyl Crotonate Solution) Class 3 PG III として申告してください。包装基準は少量の場合は PI Y344 Max 10L、旅客機でPI 355 Max 60L、貨物専用機で PI 366 Max 220L を適用してください。なお、航空会社によっては Ethyl Crotonate は PG II であるべきと質問を受ける場合がありますので、製造元の英文の試験証明書をご用意して置いてください。

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