(放射性物質の輸送についての質問です。)

Q.
ルフトハンザ航空でLHR-FRA-JFKと空輸される放射性物質の貨物があります。医療用であれば、アメリカ政府例外規定USG-10 (a) が適用し、旅客機で輸送できますが、医療用と指定されていません。ロンドンで申告書は間違って旅客機輸送として発行されました。その結果、貨物にはCAOのラベルは貼られずに LHR-FRA 間を旅客機で輸送されました。FRAでLHの職員が誤りに気付き、輸送は中断されました。どのようにすれば良かったのでしょうか? (2020.6.30)

A.
仕向地がアメリカなのですから、最初に アメリカ政府例外規定 USG-10 (a) に気付くべきでした。医療用でないので、申告書は CAO塔載とすべきでした。申告書に DGR 10.8.3.5.2に従い、”This shipment may be carried on passenger aircraft outside US jurisdiction” と記載して、CAOラベルを貼らずに、LHR-FRA間はアメリカの管轄権外なので、旅客機で輸送して差し支えありません。しかし、FRA-JFK間はアメリカの管轄権内なので貨物専用機で輸送しなければなりません。FRA到着後、地上職員に依頼して貨物にCAOのラベルを貼り、貨物機に搭載、輸送します。

運用上、FRAで地上職員がCAOラベルを貼ってくださらないと、間違って旅客機で運ばれてしまいます。そのため、LHRであらかじめCAOラベルを貼り付け、LHR-FRA間も含め、全行程、貨物専用機で輸送された方が安全です。


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