(UN3316 Chemical Kit の申告書についての質問です。)

Q.
UN3316 Chemical Kitの危険物申告書に包装等級を記入するのか、しないのかの疑問です。SP A44を確認すると「その割り当てられた包装等級は危険物申告書に記載されなければならない。」とあります。教えてください。 (2019.2.28)
A.
第60版の巻頭の Page xxiii の「第60版 (2019年) 危険物規則書の主な変更点」の2ページ目の Page xxiv 4-Identification (識別) 4.2-List of Dangerous Goods (危険物リスト) の 2番目の黒丸に “UN3316 Chemical Kit/First Aid Kit の PG II 及び PG IIIへの言及を削除。SP A44に従い、荷送人がキットの中の最も危険度の高い物質を特定してキットのPGを定めること”と書かれています。

青いページの “E” 欄の PGの記載は中止するが、荷送人はキットに収納されている薬品のうち、最も厳しい包装等級を持つものを特定し、その等級を申告書に記載しなければならない、また、容器は最も厳しい包装等級に合致する容器を使用しなければならない、とSP A44に書かれています。収納されている薬品のいずれにも包装等級が無い場合には、申告書に包装等級は記入してはいけないが、包装等級が当てはまらない場合には、包装基準 PI 960 Additional Packing Requirements (追加の包装要件) の 2番目の黒丸にありますように包装は PG IIの基準を満たす包装でなければなりません。

従って、最も厳しい包装等級を特定し、申告書に記載、容器もその等級に合わせる。包装等級が無い場合は、申告書に等級は記載せず、容器は PG IIの基準に合致する容器を使用するとなります。

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