(Diesel Filter についての質問です。)

Q.
デイーゼル燃料について質問が二つあります。

私共の顧客が出荷しようとしているデイーゼル燃料の引火点は96℃ だと言って非危険物扱いを主張しています。グーグルで調べましたら、UN1202 Diesel Fuel の引火点は 40℃ であるが、96℃ の引火点を持つものもあるとありました。どちらが正しいのですか?

出荷する Diesel Fuel Filter にデイーゼル燃料が入っていて、60℃ 以下の引火点を持っているとしたら、どの UN番号と正式輸送品目名で出荷すればよいのでしょうか? UN1202 Diesel fuel Class 3 でしょうか、UN3363 Dangerous goods in apparatus Class 9 でしょうか ?  (2018.11.30)
A.
Diesel Oil の引火点は 45 から80℃ の間と言われています。ガソリンはマイナス 35℃ からプラス45℃ の間です。 Table 3.3.Aを使って、デイーゼル燃料が危険物になるか、ならないかを決めてください。引火点が96℃ では非危険物です。

Diesel Filter の中に入っているDiesel Fuel の引火点が 60℃ 以下で、量がPI 962が規定している0.5 L以下であれば、 UN3363 Class 9 Dangerous goods in apparatus として輸送出来ます。もし、0.5 L を超えていれば、UN1202 Diesel fuel Class 3 PG III として輸送します。

2019年1月1日より実施に入る第60版では、危険物の正味量が PI 962で規定されている 0.5 Lを超え、小量危険物の量以内であれば (10 L) (SP A107)、新しく導入された UN3540 Articles containing flammable liquid, n.o.s.★ Class 3 として輸送出来ますが、発地国政府と航空会社の所属する国の政府の承認が必要となります。(SP A2).

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