(燃料がついたホース、燃料臭気が残るタンクについての質問です。)

Q.
燃料が完全に除去できないホースがあります。また、燃料臭気が残っているタンクがあります。送り返すためには正式輸送品目名は何になりますか、ご教授ください。 (2018.2.28)
A.
「燃料がついたホース」や「燃料臭気が残るタンク」は危険性が完全に除去されていないのですから、使用前の危険物と性質が変わっていないので、使用前の正式輸送品目名を用いて輸送します。例えば、UN3363 Dangerous Goods in Apparatusを用います。

DGR 7.1.4.5.1 残留危険物のある空容器のマーキング、7.2.3.1.1残留危険物のある空容器のラベリング、9.4.3 汚染された貨物・手荷物の取り扱いの後段に明記されているように、完全に清掃し、非危険物を注入することにより危険性を完全に除去し、蒸気をも除去しない限り、以前のマーキング、ラベリングを外してはならず、また、航空輸送は禁じられています。完全に危険性を除去しない限り、非危険物扱いにはなりません。


[閉じる]


Copyright (C) 2003  Kinoshita Aviation Consultants All rights reserved.