(新旧のリチウム電池取扱いラベルについての質問です。)

Q.
DGR 58版の7.1.5.5 のFigure 7.1.C に新しいリチウム電池取扱いマークが掲載されています。Figure 7.1.H に掲載されている古いリチウム電池取扱いラベルとの違いは、言葉が一切除去されている事だと思います。アステリスク 1個のところに何を記載するのですか? アステリスク 2個のところは追加情報が得られる電話番号を記載するとなっていると聞いています。ご教示ください。 (2016.12.31)
A.
Figure 7.1.H に掲載されている 2016年まで使用する『リチウム電池取扱いラベル』のアステリスク 1個のところには、内容物のリチウム電池の種類を言葉で記載します。例えば、Lithium ion batteries もしくは Lithium metal batteries、或は、その両方の名称を記載します。アステリスク 2個のところには国コードを頭に追加情報が得られる電話番号を記載します。

Figure 7.1.C に掲載されている 2017年から使用する『リチウム電池取扱いマーク』のアステリスク1個のところには、今度は内容物のリチウム電池の国連番号を記載します。例えば、UN3090, UN3091, UN3480 もしくは UN3481、或は、該当する複数の国連番号を記載します。名称は記載しません。アステリスク2個のところは、変わらず、国コードを頭に追加情報が得られる電話番号を記載します。

なお、2017年よりラベルをマークと呼び変えています。

新マーク・旧ラベルについては、2年間と猶予期間があり、2018年12月31日までは新マーク・旧ラベルの何れを使用して差し支えありません。旧ラベルを使用する時は、名称を記載し、新マークを使用した時は国連番号を記載してください。2019年1月1日からは新マークのみの使用になります。

また、包装基準 PI 967 (UN3481 リチウム・イオン電池が器具に装着されている場合) と、包装基準 PI 970 (UN3091 リチウム金属電池が器具に装着されている場合) に限り、1輸送物に収納されている量が、リチウム単電池4個以下、リチウム組電池2個以下で、且つ、1 House AWB当たりのかかる輸送物が2個を超えていない場合、リチウム電池取扱いラベル・マークは不要になります。念のため申し添えます。

[閉じる]


Copyright (C) 2003  Kinoshita Aviation Consultants All rights reserved.