(UN3363 の包装に国連規格容器を使ってはいけないのでしょうか?)

Q.
先日、UN3363 Dangerous Goods in Apparatus/Machinery の燃料系統の部品を輸送した際に、UN3363はPGの指定がないので、外装容器に強固な合板箱などを普段は使用していますが、その時の作業者は国連容器で “X” 規格の箱を使用しました。

航空会社は「UN3363には国連規格容器を使用してはいけない。国連容器のマークをテープで隠して消してください。」と言われたと報告を受けました。その時は、指示どおり国連規格容器マークを隠して発送したのですが、その後 IATA DGR を見てもそのような規定を見つけることが出来ませんでした。UN3363を梱包する外装容器には国連規格容器は使用してはいけないのでしょうか? ご教示ください。 (2016.11.30)

A.
UN3363 Dangerous Goods in Apparatus/Machinery に該当する包装基準はPI 962です。「国連規格容器を使用してはいけない」ではなく、「国連規格容器を使用する必要は無い」と言うのが正しい表現です。包装基準PI 962に書かれている条件を満たせば良いのです。

DGR 5.0.2の一般包装要件は守らなければなりませんが、そのうち、5.0.2.5 (包装試験要件)、5.0.2.11 (同梱の規定)、5.0.2.13.3 (天地無用のラベル)、5.0.2.14 (液体包装物の要件) は守る必要がありません。特別規定SP A48 で容器の試験は不要になっています。丈夫な容器でPI 962の要件を満たしてさえいれば、何を使用しても良いのです。国連規格容器の使用は「勿体無い」ことですが、強度の点から言えば、使用は大歓迎です。国連規格マークを消す必要はありませんが、国連規格容器を使うことで、不必要な質問を搬入時に受けることがあるか、航空会社の作業中に「何で国連容器を使っているのか」と言う不必要な問い合わせを受ける可能性があります。

不必要な問い合わせを避けるため、国連規格マークを消した方が良いと言う話が出ているのかも知れませんね。


[閉じる]


Copyright (C) 2003  Kinoshita Aviation Consultants All rights reserved.

iata Tozaisha  ʪ§ IATA DGR ߥʡ