(OVERPACKのマーキングで質問があります。)

Q.
オーバーパックのマーキングについては、規則書の7.1.4に黒丸三つでスッキリと書かれてハッキリしましたが、荷送人から持ち込まれる貨物で、外から見えない密閉式のオーバーパックで “OVERPACK USED” とか “TOTAL QUANTITY AS PER OVERPACK 5L” と書かれていたりするケースがあります。こういう場合も、OVERPACKという文字が表記されていると解釈してよいものでしょうか? (2010.2.28)
A.
“OVERPACK”の文字を表記する規則は 『中に収納されている個々の容器が完全に仕上がった国連の規格容器、もしくは完全に出来上がった少量危険物容器である』 と言う意図ですから、“OVERPACK USED” とか “TOTAL QUANTITY AS PER OVERPACK 5L” では意図するところが他の目的であり、異なります。余計な文字が書かれているものは次回から“OVERPACK”とのみ表記するように指示して下さい。インターラインする貨物であれば、次の航空会社がルールに反するとしてトランスファー受託を拒否する場合も考えられます。結果的に荷送人の不利になりますから、始めからルールどおりに整えて貰って下さい。OVERPACKを複数使用した場合、OVERPACK NO. 1, OVERPACK NO. 2, OVERPACK NO. 3 と表記しますが、この識別番号とは別に、前述の意図の“OVERPACK”の文字は表記しなければなりません。

[閉じる]


Copyright (C) 2003  Kinoshita Aviation Consultants All rights reserved.