(風船の機内持ち込みに付いての質問です。)

Q.
明らかに風船の中にヘリウムを充填しているものは、受託及び機内持ち込みは禁止されていると思いますが、通常デパートで貰った風船 (空気) 等も受託、機内持ち込みはダメなのでしょうか? ヘリウムガスも風船の中の量やゴムの中では危険物なのでしょうか? 機内で膨らませた風船 (中は呼気) には客室乗務員はどのような対応をするべきなのでしょうか? (2016.9.30)

A.
旅客の手荷物として携行できるものは DGR 2.3 に記載されている品物だけです。ヘリウムで膨らました風船も、呼気で膨らました風船も DGR 2.3 に記載されていませんし、ICAO の手荷物の解釈にも含まれていません。膨らませないで、トランクの中に入れて置けば問題ありませんが、膨らまして機内に持ち込むことは、後述の理由もあり、止めてください。

東京デイズニ―ランドでお土産にヘリウム風船を買われた方の話ですが、売り場のスタッフから「このあと飛行機に乗られますか?」との注意を受けたそうです。実に事情を良く知っている心温まる気遣いです。気圧の関係でせっかくの風船が割れてしまうことがあるからの確認です。

地上の標準大気圧 101.3 kPa の環境で風船を膨らませます。飛行機は国内線でも 7,000メートル位の巡航高度に上ると、機外の気圧は 40.5kPaです。60kPaの大差では、飛行機の胴体は破裂してしまいます。そこで、機内圧を高原の快適な気圧の約 75.0kPaくらいに下げて飛行機の安全を保ちます。しかし、風船の方はこの気圧の差に耐えられません。風船の中は101.3kPa、室内気圧は 75.0kPa では、風船は破裂してしまいます。

風船は膨らませないで、スーツケースに入れて置いてください。せっかくのお土産です。


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