(UN番号が同じでn.o.s. 以降の括弧内の技術名のみ異なる危険物の同梱です。)

Q.
UN 3082 Environmentally hazardous substances, liquid, n.o.s. 以降の括弧の中に書かれた技術名のみ異なる危険物を複数同梱して輸送する場合、All packed in one の表示は必要でしょうか?  (2015.12.31)
A.
DGR 5.0.2.11 (h) の3番目の黒丸にあるように、UNナンバー、包装等級、物理的な状態 (固体、液体の種別) がまったく同じで、他に危険物が入っていなければ、Q計算の必要はありません。n.o.s. の括弧の中の技術名・化学名が異なっていても構いません。総量が、そのUNナンバーの限度内であることが必要です。All packed in oneに変わりはありませんので、All packed in oneの表示は必要です。Q値は不要です。

フォワーダーや航空会社の中にはこの5.0.2.11 (h) の意味をよく理解していない会社が多くあります。正式輸送品目名も同じでなければならないとされていないところに留意してください。何か言われたら、UNナンバー、包装等級、物理的な状態が同じならば、All packed in oneではあるが、Q計算は不要なのだと説明してください。多くのシッパーさんは軋轢を避け、遅延を回避するため、Q値を記載しているのも事実です。

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