(2014 DGR Ed 55 に地表輸送のLTD QTYのマークの付いた貨物は航空輸として受託してよいと書いてありますが、意味がわかりません。説明してください。)

Q.
2014の規則書第55版には”Y”の文字の入っていないLTD QTYのマークが地表輸送用に使用されていると図7.1.Dにマークの見本と、DGR 7.1.5.5に説明文が記載されています。7.1.5.5の後段には、「輸送物で道路、鉄道及び海上輸送用のLTD QTYのマーク(図7.1.D参照) が付いているものは、本規則書で必要されるすべての適応するマークやラベルが表示されているかぎり、航空輸送として受託してよい (図7.2.Aの完成見本を参照)。」とあります。この意味がよく理解できません。受託するときに、”Y”の文字を書き込むのですが? (2013.11.30)

A.
図7.2.Aに見本として示されているのは10LのAcetyl Iodide UN1898の輸送の際の荷姿です。空港まで地表輸送の規則のLTD QTY扱いで輸送されて来たものです。従って、地表輸送用の”Y”の文字が入っていないLTD QTYのマークが付いています。

ロンドンから空輸されるに当たり、DGRの危険物リストを見ると、航空ではLTD QTYの最大正味量は0.5Lです。10Lを輸送するにはCAOのPI 855の国連容器が必要だと分かります。従って、荷送人の代理人はロンドン空港で国連規格のCAO輸送物に梱包をやり直します。航空輸送における通常の条件 (気圧差要件、温度差要件並びに振動に耐える状態) に包装を整えます。

図7.2.Aに示されているように航空輸送に必要なすべてのマークやラベルを付けます。個人的には、地表輸送用の”Y”の文字のないマークは混乱と誤解を避けるため剥がした方が良いと思います。

もし、航空輸送の規定にもLTD QTY制度がある場合には、荷送人もしくは荷送人の代理人が地表郵送用の包装を航空輸送用の包装にやり直す必要があります。航空輸送にはDGR 1.3.1.4; 1,3.2 (e)と5.0.1.9に記述されている航空輸送に係わる追加要件があります。航空輸送用に包装をやり直したら、”Y”の文字を書き込みます。”Y”の文字があると言うことは、航空輸送に適していると言う意味です。”Y”の文字が入っていないものは地表輸送用ですから、航空輸送は出来ないと言う意味です。

UN 0012 Cartridges, small arms のように地表輸送にはLTD QTY 制度がありますが、航空輸送ではUN 0012にはLTD QTYはForbiddenになっています。注意をしてください。


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