(国連規格容器のマーキングがオーバーパックの外表面から目視できない場合の手順を教えてください。)

Q.
規則書7.1.4.1に「オーバーパックの中のすべての危険物に表示されているマーキングがすべてハッキリと視認できない場合、………」 とありますが、この「マーキング」には規格容器を示すUNマークも含みますか? また、もし、UNマークが容器の底面などにあり、その他の危険性ラベルや他のマーキングが側面に表示され、すべて視認可能な場合、OVERPACKの文言をオーバーパック上に表示する必要はありますか? ご教授賜りたい。  (2013.6.30)
A.
当然のことですが、国連の容器規格シンボルとマークは目視の対象となります。目視できない時は、OVERPACKの文言をオーバーパックの外表面に表示します。国連の規格マークを書き写してはなりません。OVERPACKの文言を表示することによって、中に収納されている外装容器はすべて国連規格のものであると言う意味になっています。

国連の容器規格マークが容器の底面にあると言うのは許しがたい違反で、そのような容器の使用は禁じられています。DGR 6.0.4.1に明確に『すべての組み合わせ容器の外装容器と複合容器で国連規格に従い製造され、試験をされたものには、耐久性があり、判読可能で、容易に目視できる分かりやすい場所に容器の寸法に対応した大きさでマーキングが施されていなければならない。』と規定されています。底面にUNマークがあると言う容器は違反容器であり、使用できません。

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