(DGR 9.3.2.1.2の記載が理解できません。隔離をしなければならない危険性を複数併せ持っている物質なんてあるのでしょうか?)

Q.
DGR 9.3.2.1.2は何度読んでも難解です。お互いに危険に反応する危険性を併せ持っている物質なんてあるのですか? (2013.4.30)

A.
あります。実例で説明しましょう。

UN 2988 Chlorosilanes, water-reactive, flammable, corrosive, n.o.s.は主危険性が区分4.3、副次危険性に第3分類と第8分類の性質を持っています。4.3と8は隔離を要します。この物質は自分で自分をバッテンしているのです。DGR 9.3.2.1.2で言及している事は、UN 2988とUN 2988同士は隣接搭載しても、同梱しても差し支えないと言うことです。異なるUNナンバーで隔離を必要とするものを隣接搭載してはいけない、同梱してはいけないと言っているのです。

同様な物質は、下記のとおり、他にもあります。

 UN 2965 Boron trifluoride dimethyl ethyrate 4.3 (3, 8)
 UN 3094 Corrosive liquid, water-reactive, n.o.s. 8 (4.3)
 UN 1183 Ethyl dichlorosilane 4.3 (3, 8)
 UN 1242 Methyl dichlorosilane 4.3 (3, 8)
 UN 1285 Trichlorosilane 4.3 (3, 8)

これらは、皆、自分自身をバッテンしています。国連番号が同じであれば、隣接搭載も同梱も差し支えありません。但し、国連番号が違うものを隣接搭載、同梱してはなりません。


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