(4Gの国連容器の実務上の耐用年数を教えてください。)

Q.
国連の容器には、プラスティック製のドラム缶、プラスティック製のジェリカンとフレキシブルなIBC に製造日より起算して5年と言う耐用年数がありますが、4Gのファイバーボード・ボックスは新品同様であれば何年でも使えると言うのは本当ですか?  (2012.7.31)

A.
IATAのDGR 5.0.1.4 ”容器/オーバーパックの再使用” と言う項に 『容器が再使用される前に、またはオーバーパックが再利用される前に、荷送人は、すべての不適切なマーキングやラベリングを完全に除去するか、完全に塗り潰さなければならない。』とあり、また、そのNoteには、『すべての容器が危険物の輸送のために再使用される訳ではない。容器が5.0.2.5の条件を満たし、再使用が可能となった場合、荷送人は6.0.1.4で必要になっている情報にアクセス可能でなければならない。』と書かれています。

Noteの中で触れているDGR 5.0.2.5 “容器の検査要件”と言う項には、『Table 5.0.Cに掲載されている包装物に使用される新品の、再製品の、再使用の、または再生された包装材料は本DGRのSection 6の規格に適合しなければならない。それらの包装材料が適応する要件を満たしていることを保証するため、包装材料は当該国の監督官庁が認める品質管理方式のもとで製造され、試験されていなければならない。Subsection 6.3により試験を必要とする包装材料については、該当する試験報告書に明記されている用途に使用され、試験を行なった際の型式にすべての点で合致しなければならない。この要件は、内装に使用する包装材料の種類、寸法ならびに包装方法も含む(但し、5.0.2.1.2 と6.3.1.2に規定されているものを除く)。内容物を充填し運送に供する前に、個々の包装材料は、腐蝕や、汚染、または損傷の全く無いことを確認するため、検査をしなければならない。許可された型式の基準に対して強度が低下している兆しのある包装材料を使用してはならないし、また、型式試験に耐えるように再生されていなければならない。本規則書で使用されている「再製造、または再生された包装材料」の定義については付録Aを参照すること。』と書かれています。

また、同様に触れられているDGR 6.0.1.4には、『容器が輸送に提供された状態で、適合する6.3から6.6の性能テスト、該当するならば5.0.2.9の圧力差要件の合格基準を満たすため、容器の製造業者および下流の販売業者は(内装包装および容器の閉じ方に関する情報を含めて)、取らなければならない手順、(必要なガスケットに関する情報を含めて)、蓋の種類の明細と寸法、並びに、他の部品に関する情報を提供しなければならない。』と書かれています。

上述の諸々の要件から考察すると、容器を再使用する前に、4Gの規格に適合しているかどうかの再試験を行なわなければならないことが分かります。緩衝材、吸収材、閉じるための粘着テープなども当初の試験に用いたものと同等のものを揃える必要があります。その為には、新品の4Gの購入時に付随して来た容器メーカーの組み立て説明書を参照しなければなりません。この説明書は恐らく、4Gを最初に組み立てた当初の輸出業者の手元にあると思いますが、新たに再使用を意図している者には入手は不可能と思えます。4Gの場合には、ファイバー・ポードの水分の吸収性の変化もテスト


[閉じる]


Copyright (C) 2003  Kinoshita Aviation Consultants All rights reserved.

iata Tozaisha  ʪ§ IATA DGR ߥʡ