(リチウム・イオン電池の包装基準PI 965, PI 966とPI 967にバッテリー・ケースにワット時レーティングを書かなければならない規定が載っていますが、記述が二つあって同じ年月日になっていません。どちらが本当ですか?)

Q.
リチウム・イオン電池の包装基準PI 965, PI 966とPI 967のそれぞれのSection I (危険物扱い) の項に 「2011年12月31日以降に製造されたバッテリーの外側ケーシングにWatt-hour ratingが表示されていなければならない。」とあり、同じ包装基準のSection II (非規制扱い) の項に「バッテリーについては、ワット時レーティングが100 Whを超さないこと。2009年1月1 日以前に製造されたものを除き、ワット時レーティングはバッテリー・ケースの外側に表示されていなければならない。」とあります。日にちが矛盾しています。説明してください。 (2011.12.31)

A.
Section I (危険物扱い) に書かれている 「2011年12月31日以降に製造されたバッテリーの外側ケーシングにWatt-hour ratingが表示されていなければならない。」の記述は100Wh以上の容量のあるリチウム・イオン電池を対象にしています。

Section II (非規制扱い) に書かれている「2009年1月1 日以前に製造されたものを除き、ワット時レーティングはバッテリー・ケースの外側に表示されていなければならない。」の記述は100Whを超さないリチウム・イオン電池を対象としています。国連の危険物輸送小委員会が、先ず、小容量のSection IIのリチウム・イオン電池に着目して2009年1月1日以降製造されるものにはケースにワット時レーティングを明記させました。その後、大容量の電池にもワット時レーティングを記載させた方が良いと判断し、2012年1月1日からの製造分には表示させることにしたのです。異なった時期に着目したので、矛盾しているわけではありません。

なお、ケースにワット時レーティングが表示されていなくとも、ボルト (電圧) とアンペア (電流) が表示されていれば、簡単に次の式でワット時レーティングを計算する事が出来ます。

Volt (V) × Ampere/hour (Am/h) = Watt-hour (Wh)
例: 3.7Volt × 750mAm/hour = 3.7V × 0.75Am/h = 2.8Wh


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