(乗客のライターの機内持ち込み規定と、ZIPPO型ライターの機内持ち込み可否について。)

Q.
DGR 2.3.5.6に、ライター1個もしくは小さなマッチ1箱は乗員・乗客が航空会社の許可不要で身につけて機内に持ち込んでよいと規定されています。ただし、ライターは吸収されていない液状の燃料のないものとなっています。写真の一般に言われている100円ライターが該当すると思います。ZIPPO型ライターについては航空会社によってまちまちですので、正しい対応を教えて下さい。 (2010.6.30)
A.


写真の使い捨ての百円ライターは燃料が綿などに吸収されていなく、液状のままであり、かつ、プラスティツクの容器の強度が気圧の差に対応できず、破裂してしまうことがあるので機内持ち込みは禁止になっています。

ZIPPO型ライターは、燃料室のある本体部分が外側のサックに滑り込む形状になっていて、燃料室そのものには底板がありません。完全に密閉された燃料タンクを持たないので、アメリカ系航空会社およびアメリカに就航しているアメリカ籍以外の航空会社も、持ち込みを拒否しています。各社の判断がまちまちなので、ZIPPOについては当該航空会社に問い合わせた方がよいとおもいます。

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