(危険物申告書の書き方で、Gross Weight表示の危険物を複数 All packed in oneしたときの個々の危険物の数量の記入の仕方が分かりません。)

Q.
貨物はUN3082 Environmentally hazardous substance, liquid, n.o.s.で、それぞれが0.6 kg Gではなく、3点を収納したFibreboard boxの総重量がが0.6 kg Gであったのです。従って、この申告書の数量は正しくありません。どのように記入したらよろしいでしょうか?



 (2010.6.30)
A.
DGR 8.1.6.9.2 Step 6. (a) の最後のパラグラフに、『危険物リストのH欄、J欄、L欄の限度数量に“G”の文字が付いている時には、申告書に記入する個々の物質の数量は、その正味数量(net quantity)よりも輸送物の総重量(gross weight)で示さなければならない。その場合、単位の後ろに“G”の文字をつけなければならない』とありますが、3点の“G”表示の危険物をall packed in oneしてあるので、個々の危険物の数量を ...kg Gと記入することは不自然です。

まして、上の記入例は総量1.8kg Gとなってしまうので正しくありません。下に掲げた記入例のように数量欄を一つに括って0.6 kg Gとするのが一番自然な記入方法です。その下にAll packed in one fibreboard boxと記入します。Class 9でLTD QTY使用の場合は“Q”計算は不要です。




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