(航空機燃料タンク内の装置、部品について、非危険物扱いになるかどうか教えて下さい。)

Q.
航空機燃料タンク内の装置、部品について、非危険物扱いになるかどうか教えて下さい。

これらの装置、部品を以下の区分に分けた場合、
(1) 装置で取り外したあと、燃料が抜き取りにくく、残留する装置はPI916 (b) を適用、
(2) 装置で取り外したあと、燃料が抜き易く(傾ける程度)で、残留しにくく、簡単に燃料の有無を確認出来るもの (例: sensor, tank unitなど) はSP A107を適用し、対象外
(3) Tube, Duct wireなど、通常の扱いで燃料が残留しにくい部品はSP A107を適用し、対象外  TubeやDuctなどは分解された単品で両端が開口し、通常の扱いで燃料が残留しない部品については拭き取りなどを行い、燃料が残っていないことを確認します。但し、僅かな臭いが残る場合がありますが、懸念を生じさせないように燃料が残っていないことを確認し臭いの発散を抑える包装を行ないます。 として宜しいでしょうか? (2010.7.31)
A.
SP A107は「免除規定」ではありません。UN3363 Dangerous goods in apparatus/machineryの定義を記しただけのものです。燃料がまったく残っていないと言う保証のない限りUN3363の危険物扱いとなります。(3)の場合、説明のとおりであれば非危険物扱いで良いと思います。

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